本題に入る前に
ボクはコーヒーが大好きです。1日に3杯は飲みます。朝食、昼食の後、3時のおやつの時間、それから夜に宴席があると食後に1杯という感じです。
大学を定年退職する際に、ほとんどの私物は廃棄したり、訪ねてきた卒業生の方たちにgive awayしましたが、荷造りして大事に持ち帰った少数の物品のなかの1つが図1 のエスプレッソマシン(Saeco Taleaです)。
今この子は畑の小屋で余生を過ごしています(笑)。大学ではしょっちゅう調子が悪くなっていましたけれども、こちらに来てからは、何故かきわめて快調(笑)。気のせいか抽出されるコーヒーの味も良くなったようです。
このエスプレッソマシンとハクビシンとの 交絡 の顛末は、この投稿の最後の節(「コーヒーのカス=大失敗」)をご覧ください。
ニンニク臭発散器
さて本題です。前報で紹介した蚊取り線香容器を流用した発散器(デフューザー)を 8月10日 にトマト畑に仕掛けました。
まずはニンニクを スライサー で薄切りにします。ところがこれが意外と大変で、とくに最初はうまく行かずイライラしました。それでも、包丁で刻んだりスライスするよりはマシかと思い直し、がまんして作業を続けました。最後になってようやくコツがつかめて、スムーズに作業が進むようになりました。図2はボウルにためたニンニクです。
これを蚊取り線香容器に詰めていきます。図3のような感じ。一見、美味しそうに見えますが結構臭いがきつく目がシバシバしますw
多少てんこ盛りに盛っても容器の白いマット(不燃性のガラス繊維)がうまくニンニクをホールドしてくれます。またこの容器はフタの ロック機構 もすぐれもの。楽にパチンとしまります。完成品は図4の通りです。外から見たら、フツーの蚊取り線香。中にニンニクがぎっしり詰まっているとは思えませんw
さて、完成した発散器の置き方ですが、基本的には図5のようにマルチの中央、トマトの株元にポンポンと置いていきます。
トンネルの両端に近いところでは、上のような置き方をすると、雨が降ったら水浸しになってしまいます。そこで、図6のようにヒモで吊り下げておきます。手前の白っぽい点々は1週間前の 8月3日 に撒き散らしたニンニクです。
1周間前のニンニクは、からからに乾燥してほとんど臭わなくなっていました。
これまでのところ
8月3日 から 11日 まで、畑にハクビシンの痕跡はありません。被害ゼロ!です。毎朝、ニコニコしながら赤く熟したミニトマトを収穫してもぐもぐ食べています。
あっ、大型犬2匹の 被毛 がダンボールにぎっしり詰まって届いたらどうしましょ・・・(汗)
コーヒーのカス=大失敗
10年以上も前になりますが、畑の一角が タヌキのトイレ になったことがあります。掘り起こしたり、上に土をかぶせたり、市販の忌避剤を撒いたりしましたが、全然効果はありませんでした。
その時、ふと思いついて、コーヒを抽出した カス を大量に撒き散らしておいたら、あらら不思議、それ以降、タヌキが寄り付かなくなりました。
という成功体験記憶が蘇ったので、 8月2日 の昼間、エスプレッソマシン(図1)から出たコーヒーカスをボウルに半分ほどマルチの一箇所にドサッとまいておきました。
もしかしたら、タヌキと同じように成功するかも?と大いに期待しながら床につきましたが、なんということでしょうか! 午前1時前後に、ハクビシンがやってきて、こともあろうか、まき散らしたコーヒーカスの上に 首元 というか 肩 というか、その辺の部位をなすりつけて、その後トマトをかじっているじゃあありませんか!
イヌの場合には、この首元なすりつけ行動は、大好きな臭いに対して示す特徴的な行動です。昔わが家で飼っていたワンちゃんも農業用の 堆肥 のビニール袋を嗅ぎつけると、引き紐をグイグイ引っ張り、袋に首をなすりつけて、あきらかに 恍惚 の表情をしていました。
ということで、コーヒーカスはハクビシンには「良い匂い」だった可能性があります。忌避剤じゃあなくて、誘引剤になっていたと思われます。翌朝、大急ぎで根こそぎ撤収しました。
しかしコーヒーカスは偉大?
けれどもコーヒーカスはどうやら アリ は好まないようです。マルチの穴からアリが出入りしているのを見て、以前から気になっていましたが、コーヒーカスをまいた後は、アリの姿が見えなくなりました。偶然かもしれませんので、芝生などの他の場所で、アリが巣を作っている場所で調べてみます。