長年、ナスはもっぱら ベイナスひと筋 で作っています。
長ナス🍆とベイナス
かつて現役だった頃には、畑に通える回数は月に2, 3回、一回の滞在日数は最大3日ほどでした。月に2,3回の畑作業だと、ふつうの 長ナス を美味しい状態で収穫することはできません。収穫期がちょっと遅れるとあっというまに 巨大化 して実が スカスカ になります。
一方 ベイナス だと多少収穫日が遅れても、大きくはなりますがひどくスカスカにはなりません。いまは退職しましたのでその気になれば以前よりもひんぱんに畑作業ができますが、それでもやっぱり今年もベイナスで行きます。
ベイナスの チーズ焼き (図1)やステーキ、田楽、グラタン、天ぷらなどが大好物なんです(笑)
種まき・育苗
ベイナスの育苗日数はおよそ 40日 です。苗を北群馬の畑に定植するのは例年 5月20日前後 なので、引き算して播種日を決定し、今年も3月末に10cm苗ポットに3から4粒ずつまきました。ポットはあらかじめ 底面給水 して湿らせておきます。タネが 嫌光性 なので5ミリほどの 深さ1に入れて覆土してかるく転圧。
3月末から4月上旬にかけて横浜は気温が高い日が続きました。その期間は夜間も屋外に出しっぱなし。しかしその後、夜の気温が10℃ほどまで下がるようになりました。寒い夜は苗ポットを室内に退避させて保温しました。
その程度のケアで 10日目 (4月8日)には発芽が始まりました。その3,4日後にはほぼ発芽が揃いました(図2)。発芽率は89%です。なお発芽までは 常時底面給水 していました。
ふた葉が揃ったらじゅうぶんに日光にあてるようにします。また常時底面給水はやめて朝方に潅水します。葉の様子をみながら、最終的には1ポット1本に間引き、本葉6,7枚になれば畑に定植します。
Footnotes:
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タネが一番よく発芽する播種穴の 深さ は植物によって異なっています。規模が極小の家庭菜園でも、ほどよい深さの穴を開ける原始的な道具(というのも恥ずかしいw)をつくると作業が楽になります。ベイナスほどのタネの大きさなら、 割り箸 を切って 十字形 にしたものでオッケー。十字のヨコ棒は数センチ程度、タテ棒の先っぽの方は 穴の深さ に調整して、園芸用のビニタイで交差部をしばっておきます。これをポットの地表面にプスプス 抜き差し すれば一定の深さの穴があくというわけです。 😄 ↩︎