しばらくぶりのブログ投稿です。今回はDIYっぽい話題です。
5mmほどの厚みの合板を丸く切って直径約40cmの円盤に加工したい
ということで、久しぶりに工具箱から ジグソー を引っ張り出しました。ブラック・アンド・デッカー( B&D )社の製品で型番は 7504-03/04 。記憶にないほど大昔に入手したものです。写真のようにホコリまみれでした。
時間をかけて隅々までクリーニングして要所要所に油をさしました。その結果、見た目はかなりきれいになりましたし、電源を入れると昔懐かしい「 爆音 」を立てて快調に動きます。
あとの問題はブレード(替刃)。最近のジグソーブレードの主流はボッシュ(B)タイプと呼ばれるもので、取付部は左図のような格好をしています。本体への取り付けはワンタッチでできます。しかしボクの旧式ジグソーは 貫通穴止め タイプで、ブレードにはネジで止める穴があいています(右図)。
このタイプのブレードの在庫が工具箱の中にあるかどうか探しました。箱の隅に一本だけホコリまみれだけど 未使用 のB&D製ブレードを発見しましたが、目が荒くて合板をきれいに丸く切り抜く作業には使えそうもありません。
そこでネットで 貫通穴止め のブレードを検索してヒットした中から図3の木工用のセット物(5本組)をダメ元で発注しました。うまく合えば良いのですが・・・
円盤の作成
幸いに届いたブレードは問題なく適合しました(ほっ)。
さっそく5本セットの中の「 仕上げ円切 」用ブレードを使ってカット作業を始めました。久しぶりのジグソー作業だったこともあり慎重にやりました。その結果、仕上がりは我ながら満足行くレベルになりましたが、時間は結構かかりました。少し切っては板を作業台にクランプ止めし直すのが手間でした。
作業後、 電動サンダー で磨き作業。昔のように手作業でサンドペーパをかけるよりも 100倍 楽ちんです! その後、ペンキを塗ってとあえず完成(図4 )。
製造年が判明しました!
作業が終わったあとで、ジグソーの製造年が気になって、B&D社のHPを見たら同社の製品の「 取説 」を収集したサイトに記録がありました(図5)。
なんと 1980年! 実際にボクが購入した年はわかりませんが、いずれにしても今回使ったジグソーは 40年 ほど前の製品だったんですね。その当時ボクはまだ30歳代(のはず)! その工具がちゃんと動いて仕事をしてくれたことに感激しました。
なお同ホームページに発売当時?の取説のPDFがあったので、記念と感謝の意味でこちらに置いておきました。記録ってほんとうに大事ですよね。 Can you hear me, PM Suga?
後日譚
多くのジグソーには、丸い円盤を切り抜くときや直線切りをするときのために使う、いわゆる cutting guide が付属または別売で用意されています。40年前の製品である 7504-03/04 の取説にも U-2151 という型番で rip fence and circle cutting guide が紹介されています。ネットで調べるとeBayなどで出品があったようですが、最近は在庫なしになっているようです。そこで日本のB&D代理店に問い合わせてみたのですが、次のような回答:
お問い合わせいただいております件ですが、
大変恐れ入りますが、該当の製品は、
30~40年前の製品でUシャンクの穴の開いたタイプを使用しておりまして、
現在、弊社ではお取り扱いがございません。
???ブレードと勘違いをされたのでしょうか。ま、仕方ないと思います。
cutting guide を使うと、それに頼って刃の進みが速くなりがちで失敗することもあります。ガイドが無いと 墨線 に沿って少しずつ刃を進めたり引いたりするのでかえってきれいに切れたりします。負け惜しみです😄